イベント・講習会

女性スポーツに関連するイベントやJWS会員が主催および共催する講習会等を随時掲載

2021.9.21更新

 

Women in Sport

~女性スポーツ オンライン情報共有会2020

 

 

発表理事の事後コメント集をまとめました。

2021シーズンの開催も10月から決まりましたので

乞うご期待!

 

 




Women in Sport 女性スポーツ オンライン情報共有会2020報告/発表理事コメント集

 

1回 :2020年1019日(月)「イントロダクション&ジェンダー視点の有効性」(山口理恵子)

1回目の情報共有会では、これまでわかりづらいと言われてきた「ジェンダー」の視点の有効性とインターセクショナリティ(交差性)の視点について説明し、スポーツに関わる女性を支援する会として誕生したJWSにおいても交差する様々な「女性」のあり方を意識することの重要性を確認しました。

また、行政やダイバーシティ文脈では「わかりやすい性のあり方」を求める動きもあるが、性に絡みつく複雑な差別や抑圧を見過ごす要因にもなり注意が必要であることも共有しました。

 

21116日 ワンオペ○○?女性コーチのワークライフバランス(野上玲子)

2回目の情報共有会では、「ワークライフバランス」をキーワードに、働く女性の目線だけではなく、「女性コーチ」という立場からの

理念的・実務的な課題について確認しました。

子育てや介護等によりコーチ業に専念する時間とのバランスをどのような視点で乗り越えていくか、特に、土日に多くの活動を伴うスポーツ界のコーチならではの課題に向き合いました。

今後は、コーチも選手も、もちろん男性コーチも積極的に使用できる託児所及びシッター派遣の促進を視野に入れつつも、まずは女性自身が「もっと自由に、自分らしく生きる」という意志を持ち続けることの大切さを共有しました。

 

31221日 スポーツ国際協力におけるジェンダー・セクシュアリティ(野口亜弥)
3回目の情報共有会は、「スポーツ国際協力におけるジェンダー・セクシュアリティ」というテーマでお届けしました。

共同体規範の強い社会であるアジアの中で、女性はさまざまな要因で家事・育児の責任を担っています。

スポーツとジェンダーの議論はこれまで西洋の女性たちを中心に語られてきたため、その地域、その国特有のジェンダー規範やセクシュアリティの捉え方に関する議論はまだ不十分です。

ジェンダー平等に資するスポーツの役割を考えるならば、その国、その土地で暮らす女性たちの状況を丁寧に紐解き、その土地の女性たちの暮らしに寄り添った新しいスポーツの在り方を考えていくことが大切さなのではないかとの意見が共有されました。

多様で異なる11人の女性の人生を豊かにするスポーツの在り方をより深いところから再構築していく必要があるように感じています。

 

4 2021年118日 女子中学生の体育・スポーツ嫌い(萩裕美子)
4回目の情報共有会は、「女子中学生の体育・スポーツ(運動)嫌い」というテーマでお届けしました。

体育・スポーツ(運動)嫌いの現状はどうなのか、その原因は何なのか。

いくつかの調査をご紹介しましたが、このような問題はかなり昔から話題になりながら、ほとんど解決されていないということが指摘されました。

また、文科省が「全国体力、運動能力、生活習慣等調査」の報告書で、この問題に対して様々に工夫している事例をまとめていることを紹介しました。

このような報告書があることすら知られていないのではないかという問題意識があります。

この事例の中には多様な工夫や活動があり、解決策を見つけるヒントがたくさんあることを伝えました。

意見交換の中では、体育授業について内容が西洋式のスポーツを教えることが中心にあり、東洋的な自分の体や心への気づきを与えるような授業が必要なのではないか、また体育の教師の男女比があまりにも偏っており、生徒の半分は女性にもかかわらず、女性の体育の先生は一人か二人である現状も問題であることが指摘されました。

また教員自身が職場ではかなり窮屈な仕事を強いられているなど、このテーマを通じて様々な課題が浮き彫りにされました。

今後JWSがすべきこと、できることを継続的にチャレンジしていくことが確認されました。

 

5215日 ワタシも山に登りたい!高齢者のトレーニング(石田良恵)
登山、ハイキングは大自然の中で非日常的な解放感を味わうことができ、自然からのエネルギーを全身に受け元気をもらえます。それを得るには体力を含めた生きるための総合的な判断力が必要です。

私が何故、定年後に山に登るようになったか!と聞かれれば、「山に登ることが楽しい」の一言です。山の大自然、何百年も生き続けてきた巨木からの感動、季節ごとに咲く山の花々、見上げる空の雲、谷川の流れ、岩石、そして季節ごとに代わる山の空気、感動していたら限が無いのです。その中で、時には大自然の恐ろしさを肌で感じながら登った山の安堵感も日がたち振り返れば山の奥深い有難さです。

登山はスポーツですが私達が登る山には勝敗はありません。ゆっくり歩ければ誰にでもその力にあった山があります。高さではなく自分の山です。訓練次第では8000m級の山へ、また、一方で自分に合った低くても素晴らしい山が見つけられます。ただ、自然界の力を甘く見たり、自分の力を過信したりすると事故の元です。登る山にあった準備が不十分だと運が悪ければ時に命を落とす危険もあるのが山です。

山は登頂することよりも必ず無地に下山することが基本です。一歩踏み出した足が間違えれば転倒・滑落等の事故にも繋がります。これらを理解して楽しい山にするには事前の準備が不可欠です。初心者はまず自分の現状の力を正確に知る必要があります。特に下肢の筋力の養成・強化、心肺機能の強化、山の栄養学などの基本を軽く見ないことです。

山はいくつになっても登れます。どんな山に登りたいのか、登れる山と今の自分の体力との相談です。特にスポーツを得意としない人でも歩くことができればゆっくりと山には登れて高齢者の心身の健康維持にも有効で、筋トレの効果は90歳になってもあります。

78歳の私もまだ登れる限り山に通い続けるつもりです。

皆さん!世界中の様々な山が、いつでも両手を広げてWELCOMEなのです。

 

6315日 総合型地域スポーツクラブ~女性のチカラを活かそう!~(内田 満)
平成12年(2000年)から国の政策で進めている「総合型地域スポーツクラブ」について話をしました。

2004年から15年間、福岡県でクラブアドバイザーの役職にも就いておりましたので、その話なども含めながら、最後に少し女性のデータをお示ししました。

総合型地域スポーツクラブは「多種目・多世代・多志向」といった文言や海外事例をベースにしたマネジメントの話がよく聞かれますが

「歴史的な背景」「法律との関係」「支援する財源」といった視点で見ると、日本におけるクラブ育成の課題も見えてくるような気がします。

歴史的な背景では、「スポーツ議連」「保健体育審議会答申」「地域スポーツクラブ連合育成事業」「経済社会基本計画」「三鷹方式」などがキーワードになってくるでしょう。

法律との関係では、「日本国憲法89条」「社会教育法第2条・第10条」「スポーツ振興法第20条」がどう関係しているのかがポイントになります。

支援する財源として、「サッカーくじ」「総合型地域スポーツクラブ育成推進事業」「知事部局」「SC全国ネットワーク」「totoBIG」「事業仕分け」「登録認証制度」「中間支援組織」こういったキーワードが出てきます。

現状、総合型地域スポーツクラブの連絡協議会が全国組織と都道府県に存在しますが、そこで意思決定をする女性の役員は全国組織で14%、都道府県で20%であるのが現状です。また、クラブアドバイザーの役割を都道府県で担っている人の女性割合は、制度が始まった当初は18%でしたが、2015年には52%になっており、現場レベルでは女性の割合は増えているようにも思われます。

話の後のご意見では、総合型地域スポーツクラブを違う切り口から見ることで「勉強になりました」との声をいただいたり、女性役員を増やすための方策として「上の組織にいかに働きかけるか」といったご意見、また総合型地域スポーツクラブの在り方そのものを「ジュースの会員同士で高めていきましょう」といった情報交換もありました。

「女性」という視点での情報提供はなかなかできなかったのですが、後半部分の質疑応答・意見交換にて意義のある時間になったのではないかと思います。

 

7419日 女子チームのマネジメントは「難しい」は本当か?(小林美由紀)
WEリーグという名前を知っていても、Women Empowerment League の省略形というのを初めて知った方もいて、WEリーグも浸透率がまだまだだということがわかった。 とはいえ、女子スポーツ界で、女子サッカープロ化への期待度は高く、社会を変えるブレークスルーになる責任を改めて感じました。

皆さん、ご拝聴ありがとうございました。

 

8517日 スポーツメディアの現場(根本美代子)
たくさんの方に聴いていただきありがとうございました。

つたない話しぶりでお聞き苦しい点もあったと思います。

新聞系メディアはネット社会とコロナ禍で大きな変動を迎えることになります。

その組織でこれから何ができるか、微力ながら模索が続きます。

また機会がありましたら皆さんとお話をしたいです。

 

9621日 スポーツ組織の裏方仕事 ~事務局マネジメント~(桜間裕子)
2020年から、JWSで事務局としてのキャリアをスタートさせ、「世界女性スポーツ会議くまもと」をはじめとするたくさんのイベント運営の中で、数えきれないノウハウを身につけさせていただきました。

JWSの事務局を2006年度でひと区切りをつけたあとは、日本の中央スポーツ組織で3年余り勤務し、その後、2011年からは順天堂大学にて女性アスリートのための国家プロジェクトに従事、現在は同学女性スポーツ研究センターで、事務局マネジメントを実践しています。

経験の中から学んだことや影響を受けた言葉などについて、女性スポーツの歴史と共にお話させていただき、今回、多くの方から、事務局の大切さについて認識、共感、賞賛していただきました。

それぞれの組織の特徴があったり、阻害要因もある中で、事務局スタッフが働く環境は決して恵まれているとはいえません。

しかし、事務局がいなければ組織は動かない、と今回の参加者がおっしゃってくださった通り、そのことに誇りを感じながら業務にあたることが、日本のスポーツ関連組織の発展に寄与することにもつながるのではないかと思いました。

参加の皆さんの質疑応答から、私自身、大きな気づきをいただきましたので、今後の事務局運営の糧にさせていただきたいと思います。

この度は、事務局の仕事・役割について、お話をさせていただく機会をいただき、誠にありがとうございました。

 

第10回 7月19日 世界の女性スポーツ~JWSの歩みと世界の女性スポーツの動き~(小笠原悦子)

1999年2月26日、NPO法人ジュース(JWS)は日本初の登記を完了したNPO法人(特定非営利活動法人)としてスタートしました。3月には記者会見を行い、2006年にアジアで開催が決定している世界女性スポーツ会議を日本へ誘致し、男女共同参画社会(ジェンダー平等社会)をスポーツで実現するために設立したことを、男女共同参画基本法が施行される前日にこの法律に入れることができなかったからこそこの団体を設立したことを訴えました。それから7年、2001年の第1回アジア女性スポーツ会議(大阪)を経て、2006年に第4回世界女性スポーツ会議くまもとを開催し、100カ国から700名の参加者を得て盛大に行われたことを報告しました。

その後の世界における女性スポーツは大きく発展し、今ではほぼ半数の女性アスリートがオリンピック大会に参加することが可能となり、IOCはジェンダー平等レビュープロジェクトをはじめ、欧米の状況を反映するように非常に積極的なジェンダー平等を推進しています。今後はこの流れに日本がどれだけついて行けるかが課題で、そのために今までとは異なる視点で物事を考え、Behavioral Changeと言われる社会における行動変容を起こすことが必要であることをビデオで紹介しました。最後に2022年(来年)5月5〜8日、ニュージーランドのオークランドで開催される第8回世界女性スポーツ会議のプロモーションも行いました。

 



石田マラソン塾

JWS副理事長の石田良恵先生が開催する女性の健康増進・維持、ランナー普及を目的としたマラソン塾を開催中。



女性リーダー・コーチアカデミー

JWSの理事や会員が講師を務める「女性リーダー・コーチアカデミー」。毎年、軽井沢で開催され、今年で6回目となる。




BRIDGE

JWS理事の小林美由紀さんとJWS会員の羽石架苗さんが主催する海外女子サッカーツアー。女子サッカー留学の支援も行っている。